長年使い込んだシャープペンが壊れた。末娘が高校生の時にお揃いで買ったお気に入りだったのに。文房具屋さんへ行って驚いた。カラーの芯がある!しかも消しゴムで消せる!ペンの種類の多いこと!素晴らしき哉、文房具の技術進化。楽しくて30分近く売り場をうろついてしまった。今の世代の人は鉛筆を小刀で削ったことなどないだろう。おしりの部分を薄く削りとってそこに名前を入れる。木の部分をクルクル剥がす赤鉛筆や、甘い匂いのする消しゴムや、象が踏んでも壊れない筆箱や、校門前にあった文房具やのおばちゃんのことまで。遠い遠い昭和の思い出。